ヴァロールの最大の特徴は、バイオ技術を駆使し、『スナゴケ』を工場生産していることです。
植物工場の基本的な狙いは、天候に左右されない収穫量や品質の向上を目的として、人工的に生育に適した環境を作り出すことにあります。
当社では、年間を通じて、コケの生育に最適な環境が保ち、高品質なコケを安定的に、自然環境下に比べ短期間で生産を実現しています。また、多段式での栽培を行っており、省スペースでの生産が可能です。
工場生産では、自然という制約条件が故に生じる課題を解消し、市場への安定した品質と安定した供給を実現します。
そして、環境制御技術やバイオ技術を用いて、色目や耐乾燥性の品種改良や耐病原性の向上などの研究開発も進めて参ります。
一方、自然界では、当然のことながら、風雨や気温など気候の影響により、植物の生育は大きく変動します。そのため、生育できる時期が限定され、その年の気候によっても変化します。
特にスナゴケの生長速度は、極めて緩やかで、12か月のうち、大きく生長するのは、ごくわずかな期間だけです。そのため、屋上という過酷な環境に耐え得るまでに生長するには、2~3年を要します。その間の、天候により生育ムラやバラつきは、言うまでもありません。
加えて、自然圃場(ほじょう)で屋上緑化用にコケを生産するということは、需要予測x数年分、何万㎡という広大な敷地が必要になります。場所による天候の違いも大きく、前述と同様にバラつきの要因となります。